医療の現場から

今回はコロナに関連する内容となります。

 

つい最近、知人が肺炎を患いました。

この時期の肺炎となると、コロナの可能性が非常に高いと思ったのですが、10日間かけて2回PCR検査を実施し、2回とも結果は陰性でした。

 

肺炎と併発して別の身体疾患が疑われ、かかりつけ医から中核病院へ紹介されることになりました。

 

既にかかりつけ医から紹介状と共に直近の検査データ等を手渡され、かかりつけ医から中核病院へ事前連絡で連携していたのですが、初診時には医師も顔を出すことなく、PCR検査と採血のみだったそうです。

 

これが医療崩壊と叫ばれている、ひっ迫した医療現場の事実なのだと痛感したそうです。

 

かかりつけ医からは「ウイルス性ではなく細菌性の肺炎」と診断され、治療により肺炎も順調に回復していたため、かかりつけ医は2回目のPCR検査は不要と判断していたようなのですが、転院すればコロナの疑いを晴らすところから始まるわけです。

 

医療従事者にとって、これほどのジレンマはないだろうと想像しました。

一刻を争う状況でも、苦しむ患者さんを助けたくても、まずは待たせなければならない。

 

メディアから流れてくる「コロナに感染しないこと」の重要性を、知人を通して現実に突きつけられたように感じました。

 

コロナウイルス感染症が確認されてから一年。

 

人間の適応能力の高さに驚かされながら、まだまだ手探りな世の中を生き抜くだけのようにも思え、小さな個人が世界の変化を追いかけていると、意識が宇宙をさまようような気持になっていきます。

 

カウンセリング・グループ自由人jiyuubitoは世の中の変化に影響されながらも、一人一人の無限な心の世界を自由に語り合うことを続けていきたいと思います。