いつでもひとり

HCMカウンセリングセミナーの事務局をしていることもありまして、毎月1回は会場で参加される支援者の皆さまのお話を聴く機会に恵まれております。

 

医療、行政、福祉、カウンセリング・・さまざまな機関で、さまざまな人々と向き合って業務に励まれている姿を垣間見ております。

 

そして印象的なことは、被虐待者はいつもひとりぼっちで生きている事実です。

 

被虐待者はたくさんの人の中にいればいるほど、その孤立感が高まるように感じられました。

同時に、理解をもって接する支援者が組織で孤立する姿も想像されます。

組織が大きいほど、その流れの中で孤立する実感は居場所を失うような思いと等しいのではないかと思います。

 

理解されないことは、認識されていないと実感します。

認識されないということは、存在しない実感を生みます。

 

そのような中で、対象者と向き合い、組織と向き合い、ご自身と向き合う支援者の皆さまには尊敬の念が絶えません。

私も皆さまと一緒に社会を構成するひとりとして日々向き合っていきたいと思います。