
混み合う電車に乗り込み
隣の人に当たらないように
体をギュっと小さくする。
「自分は当たっても大丈夫だけど」
と心で呟やいた瞬間に気が付く。
「私が大丈夫なら、他者も同じ様に思うのでは?」
この言葉が出た途端
体の力が抜ける。
緊張がとけて
気持ちが緩むのを感じる。
こんなに当たり前に緊張して、
体に力を入れて、
遠慮した気持ちで、
小さくなって電車に乗ったことに気が付く。
当たり前に流れていた心の言葉に気付いて緊張が緩み、
当たり前に力を入れた体の緊張が緩む心地よさを実感する。
日常の些細なことにまで細かい緊張を張り巡らせてきたことに気づく。
気づいたことで動き出す心の変化に喜びを感じる。
喜びが勝る瞬間。
コメントをお書きください